問い合わせ前の注意点

まず希望する工事内容の実績が多い外構工事業者であるかを確認する必要があります。なぜなら外構工事業者によって得意な工事、あるいは施工実績が多い工事が異なるからです。玄関周りの事例が多い業者や、テラスやウッドデッキを得意とする業者など、その特徴は様々ですので事前にホームページなどで業者の特徴を確認しておくと安心です。

また、ホームページに料金を明瞭に記載している業者も信頼できるといえます。おおよその費用目安が把握できる上に、料金相場と比べて妥当かどうかを事前に調べられるからです。料金相場と大きな差がない業者であれば、問い合わせをする業者に加えてもよいでしょう。

問い合わせ後の注意点

いくつかの業者に絞り込んだら問い合わせをし、見積もりを依頼します。このとき以下の点について業者の対応を確認します。

• 返信の早さ
• ヒアリングと提案
• 料金

まずレスポンスや返信が早い業者は、打ち合わせや着工後のトラブル・要望などにも迅速な対応を取ると考えられるため、信頼性が高いといえます。

また、打ち合わせ時のヒアリングも確認すべきポイントです。こちらの希望内容をしっかりと聞いた上で、実現可能かつ最良な提案やアドバイスができる業者であるかがわかります。

料金では、見積もりの内訳や詳細を提示するかに着目します。信頼できる業者は、施工内容とそれぞれの金額を明瞭に提示するからです。希望の予算内に収まらない場合であっても、その理由と根拠を提示し、代替案を提案する業者であればさらに安心といえます。

外構をあまり意識していなかった

家本体の設計に重点を置いてしまい、「外構は門と塀とカーポートがあればいい」と考えたケースでは、駐輪スペースを造り忘れてしまいました。

持ち主は車の他にオートバイも所有している上に、家族が自転車を使っていたのです。最終的にはオートバイと自転車をカーポートの隅に置くことにしたのですが、それぞれの出し入れが面倒になってしまいました。

後付けでよいと考えていた

野外にコンセントは必要ないと思い、設置しなかったケースです。電気自動車を購入したものの、野外コンセントがなく急いで増設したという方も見られます。

野外コンセントがあれば、外灯やセンサーなどの設置や、高圧洗浄機などの電気器具を用いた作業が楽になります。

予算内に収めたが手間が増えてしまった

予算内に収めようとして手間が増えてしまったケースです。この方は、予算の関係でウッドデッキの資材に天然の杉木材を使用しました。天然の杉木材は価格が安い分、年に2回のメンテナンスの塗装が必要なのです。それを怠ってしまったため塗料が剥げてしまいました。

年に2回の塗料代もかさみ、こんなことなら少し費用を足してローメンテナンスの木材にすればよかったと後悔しているようです。

塀を造らなかった

塀のない家は解放感があり、敷地が広く見えます。そのため塀を造らないという選択をする方も見られます。

家の前の道路は近隣の住人が家の前を通るくらいで、特に人目は気になりませんでした。しかし数年もすると地域の再開発などが進み、交通量や人通りが増えるようになったのです。防犯やプライバシー保護の面で不安が出てくるようになり、結局後からフェンスを設置しました。