粉塵の種類

粉塵は微粒子のことで、被害のある粉塵としては以下の3つがよく知られています。

黄砂

黄砂は土壌や鉱物粒子のことで、日本に来る黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原などから、偏西風に乗って届きます。特に黄砂が増える時期は3月から5月で、日本では九州、中国地方で被害が大きい傾向です。

花粉

花粉症ではスギ花粉がよく知られています。スギ花粉が増えた理由は、安価な輸入材が使われることが多くなり、住宅の木材に使われていた杉が伐採されなくなってしまったからです。スギ花粉が飛び散る春先に花粉症になる方が多いですが、実際は年間を通して花粉症の原因となる花粉が飛散しています。

産業廃棄物

加工の途中に破砕したり堆積したりする際、または建物を解体する際に発生します。具体的にはコンクリートや粉体塗料などです。

粉塵による具体的な被害

粉塵による具体的な被害には次のようなものがあります。

健康被害が出る

粉塵による健康被害は、アレルギー症状、呼吸器疾患、循環器疾患などです。

汚れが付く

粉塵の飛んでいる地域では洗濯物を外に干すと衣類が汚れたり、車や外壁の塗装面にシミができたりします。

粉塵対策効果があるエクステリア工事例

粉塵対策として行える主なエクステリア工事は次の3つです。

二重扉にする

玄関は住まいのなかでもっとも開閉する扉です。玄関の扉を二重扉にすることで、家のなかに入ってくる粉塵を大幅に削減できます。

シャッター式の車庫にする

シャッターにすれば車を粉塵から守れます。

サンルームを設置する

部屋干しは雑菌が繁殖して臭いの原因になりますが、太陽の光が入るサンルームであれば粉塵を気にせず日干しすることができます。

豊かな自然に恵まれた日本列島は、その自然がもたらす災害も多いのが実情です。粉塵対策以外でも、止水ガレージの設置で愛車を浸水から守る、フェンスの設置で漂流物の侵入や飛来物から建物を守るといったことが、エクステリア工事によって期待できます。

住まいの悪臭の原因

住まいで悪臭が発生する主な原因は次の3つです。

生ゴミ

生ゴミの回収の回数は地域によって異なりますが、週に2回～3回の回収が一般的です。回収に来るまで、生ゴミを自宅で数日保管しなくてはいけません。冬場はまだよいですが、雑菌が繁殖しやすい夏は悪臭を放つことも多く、悩ましい問題です。

ペットや野良猫などの排泄物

ペットを庭で遊ばせたり野良猫が出入りしたりすると、排泄物のため臭いが庭に蓄積していきます。

肥料の臭い

ガーデニングで使用する肥料には、有機肥料と化学肥料があります。化学肥料は臭いを抑えたものが多いですが、有機肥料は鶏糞、牛糞、油かすなどを原材料としているので庭に置いておくだけで悪臭の原因となります。

悪臭対策ができるエクステリア工事の種類

悪臭を軽減できるエクステリア工事には次のようなものがあります。

ストックヤードを設置する

ストックヤードは勝手口とつながっているので、生ゴミを運ぶのも簡単です。ストックヤードの大きさや設置場所によっては、自転車置き場や洗濯干し場としても使えます。

砂利を敷く

水はけが悪いとペットの排泄物の臭いが蓄積しやすいので、水はけをよくするために砂利を敷くとよいでしょう。

物置を設置する

ガーデニングには肥料以外にも様々な道具が必要です。物置があれば臭いの原因となる肥料とガーデニンググッズをまとめで収納し、鍵をかけて保管できます。

エクステリアで対処できる騒音と対策方法

住まいの騒音には様々な種類があり、騒音に適した対策方法が必要です。エクステリアで対処できる騒音には限りがありますが、車の騒音や歩いている人たちの会話が気になる場合は、防音フェンスを設置することで騒音を軽減できます。