外構業者が忙しい春から夏にかけては避ける

外構工事が最も多くなるのは、屋外で過ごすのによい5月の大型連休前後です。この時期は外構工事の依頼が増えて、数カ月先まで予約が取れないという状況になることもあります。また、6～7月の梅雨時期には、テラスやバルコニー、カーポートの屋根の雨漏りを発見することが多いので急ぎの修理の依頼が殺到し、工期が長くかかってしまうことが少なくありません。

繁忙期には工事の融通を利かせてもらいにくい状況になりますので、急ぎでなければ4月下旬から9月上旬までの依頼は避けた方が賢明です。

着手から完成までに3カ月かかると見積もって依頼

外構工事を依頼する際には、業者選びや打ち合わせに2カ月程度かかり、実際の工事に3カ月前後を要する場合が多いようです。

「窓を開けて過ごすころまでに庭をきれいにしたい」「梅雨の時期までに雨漏りを修理したい」など、工事の内容によって目標とする時期は異なりますので、4～5カ月前には検討を始めることが必要です。

外構工事は冬場に依頼するのがおすすめ！

外構業者も、「仕事を分散させたい」「閑散期に仕事の依頼を受けたい」と考えています。秋ごろから準備を始めて、外構工事が忙しくなる前の年末から2月上旬にかけて着手できるスケジュールであれば、じっくり相談に乗るなどの対応も可能です。さらに、お手頃価格での施工が可能な場合もあります。

テラスの設置方法を決める

環境や家の状況によってテラスの設置方法が制限される場合があります。外壁にビスを打たなければならない場合は、建物の定期保証が外れてしまうことがあるので注意が必要です。また、テラスを設置する敷地の広さも確認してください。さらに、雪が降る地域や強い風が当たる地域などでは強度が必要になります。

家の壁面に固定するテラス

家の外壁に固定するテラスは、テラスの支柱が細いものや前方の支柱がないタイプがあります。支柱がなくても、家とつながっているため強度が出せるのです。また、家とテラスの間に隙間がないので、家の一部のようにして使うことができます。

前方に支柱があるタイプは、雪の重さや吹き上げる風の強さにも耐える強度の高さが最大のメリットです。一方、家の外壁に取り付け支柱がないタイプがルーフタイプです。このタイプは狭い場所でも設置でき、柱がない分スペースを活用しやすいのがメリットです。また、見た目のスタイリッシュさも特長といえるでしょう。

屋根の形状にも種類があり、アーチタイプやフラットタイプなどから選ぶことができます。若干の差ではありますが、アーチタイプの方が室内からの視界が広い印象になります。

壁付けしない独立テラス

壁付けしない独立テラスは外壁にビスを打つ必要がありませんので、敷地にさえ余裕があれば家を傷つけずに設置することができます。カーポートと同じ構造で設計されているので強度も十分あり、地震や台風のときも心配ありません。

外壁が支えているテラスと異なり、自立しているので広さも自由自在で、夏の日差しを防げるように奥行きを広くとることもできます。家とテラスの間に隙間ができますが、ゴム製のふさぎ材などを活用することで雨の入り込みを防ぐことが可能です。